和泉海老~エビでなんとか

ビーシュリンプを楽しく沢山増やしたい

ハイブリの歩み

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連続投稿しようかと思いましたが

やはり、休みの日は野球のお手伝いだったり

家のことだったりで、空いた時間はグ~タラしちゃいますね~!

さてさて

前回の続きです

私が最初にエビ飼育においてハイブリと呼ばれるエビを飼育したのは

ブラックシャドーシュリンプというエビさんがとっても高価だった時ですね。

ブラックシャドーシュリンプとは

日本ではレッドビーシュリンプというエビちゃんが流行っていた時に

漆黒のボディーでビーシュリンプとは違った輝きを放ち

キングコング」、「フルブラック」、「パンダ」等といった

見た目を表現したような呼称で呼ばれ

台湾から少しづつ、輸入がされ始めたエビちゃんでした。


当時、店頭販売で1匹20万円以上してた状態でしたので

沢山飼える人は、一部の方だけでして

ペアにすることすら困難な状態でした。

また、当時は台湾からの輸入でしたので

国内の水に慣れるまで時間がかかったり、固体そのものが小さくて

繁殖までにも時間がかかるような状態でした。

頑張って2匹飼っても、小さいこともあり

雌雄の判別がつきにくく、大きくなったらオス2匹だけとか・・・

当時は皆さんが大変苦労されておりました。

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水槽内にエビちゃんを2匹だけ入れてても

とても活性が悪く、エサをあげても、殆ど減らないので

水質悪化等の懸念もあり

タンクメイトを必要としている状態でした。


そこでタンクメイトに選ばれたのが

ビーシュリンプのメスだったわけです。


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あくまでもメインがブラックシャドーということですので

万が一、メスのブラックシャドーがいた場合に

ビーシュリンプのオスと交配してしまいますと

ブラックシャドーがどうなるかが、わからないような状態でした。

そもそも、交配するかもわかりませんし

遺伝子的に無理があった場合は、最悪、メスが死ぬ可能性もあります。


そこで安全を期す為に、ビーシュリンプのメスだけを入れて、飼育してたんですね~


この際、ブラックシャドーがオスだった場合に

ビーシュリンプのメスと交配し、産まれてきた子供が

後にシャドービーと呼ばれるハイブリッドなエビさんでした。

恐らく、エビちゃんの中で一番有名なハイブリではないかと思います。


このシャドービーですが、前回の記事でもあげたウンキュウと違い

イシガメとクサガメのどちらの特徴も持つといったようなことが無く

第一世代(F1)はすべてビーシュリンプの特徴を持っておりました。

後に流行る、タイガー系とビーシュリンプとの交配では

どちらの特徴も継いでるような子供が沢山生まれますので

私の中では、シャドービーはとっても不思議な存在であります。

この産まれたシャドビーが大きくなって、更にブラックシャドーと交配させた第二世代(F2)からは

見た目、ブラックシャドーそのものの固体が僅かながら生まれるようになります。

更に、F2固体とブラックシャドー、F3固体とブラックシャドーといったような

累代に渡り、交配させていくことで、ブラックシャドーが生まれる確立が高くなっていきました。

この頃に、シャドビーのF3などといった第何世代かを表す、Fと言う言葉

オークション等でよく見られるようになり

その後のピント等の作出で、F0って言葉も出てくるようになりましたね~

一般的にはハイブリは、繁殖能力が無くなることが多いみたいですが

エビちゃんは殆どそのようなことが無いので、凄いことですよね~

私も繁殖能力が無いハイブリ作出は、2パターンくらいしかありませんでした。


とまあ、つらつらと書きましたが

ハイブリと一言でいっても、どういう過程で、どういう血統をもってきたかで

全然違うエビちゃんですので、購入される際は

ブログの確認や質問等をされるほうが安全ですよ~!


そんでは、また~